GINGA MAGAZINE

11回目の3月11日

  • 2022.03.11
  • COLUMN

BASE OF Fがオフィスを構える岩手県山田町は県庁所在地の盛岡市から南南東に約70キロ離れた陸中海岸のほぼ中央に位置しています。


波がおだやかな山田湾と船越湾を有し、海を育む山野と渓流が背後を取り囲み、湾内には無人島のオランダ島が浮かぶ自然豊かな田舎町です。牡蠣やホタテ貝などの養殖業が盛んで、鮭やタラ、スルメイカ、アワビ、ウニ、毛ガニなどの魚介類が水揚げされ、米作りや野菜、椎茸栽培などの農業がおこなわれています。県内陸部より雪が少なく冬も過ごしやすく、夏はしばしば海からの湿った冷たい北東風「やませ」が吹き込み、山田湾には幻想的な霧が漂います。


この山田町も震災で大きな被害を受けました。


 


2011311日午後246分」


 


震度5強の大地震、その後襲来した大津波、さらに追い打ちをかけた町内各地の大火災。道路、鉄道、ガス、電気、水道、電話、インターネットなど、あらゆるライフラインは寸断され、当時は不自由な生活を余儀なくされました。


 


 


あれから11回目の3月11日。全国の皆様の温かいご支援、ご協力により復旧は進み、復興へとつながっていきました。現在の山田町は仮設住宅も撤去され、日常生活に必要なハード面の整備はほぼ完了。八戸市から仙台市をつなぐ三陸縦貫自動車道の全線開通、盛岡市と宮古市をつなぐ宮古盛岡横断道路の整備などで県外や内陸部からのアクセスも向上しました。


 


オランダ島での無人島キャンプ、シーカヤック、海釣り、川釣り、みちのく潮風トレイル、三陸ジオパーク巡りなどのアクティビティも充実しアウトドアを楽しむ環境も整ってきました。令和元年の台風19号で被災し閉鎖していたオートキャンプ場も仮設住宅の跡地に新たなオートキャンプ場として再建されます。


 


こういった自然遊びを通じ、EFRICAのプロダクトで「まち」、そして広くは「岩手」の魅力を発信して行ければと考えています。これからも被災地のさらなる復興と発展を前進させる歯車のひとつになれるよう活動していきます。


追記


3月中はEFRICA STOREにて3,000円以上お買い上げの方には復興への祈りを込めてロゴステッカーをプレゼントし、その売り上げの一部を復興支援活動に寄付いたします。


 


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